□□□ピースな想い♪ラムダカット□□□ 

可愛い羊がデザインされた(ラム)ダカット金貨です。

本コインは、クリッペ(四角)金貨で製造されています。

これは緊急通貨として製造される段階で、「切り取る時間」を削減する為、円形ではなく、直線的にカットされた四角形のまま発行されました。

そんな歴史もあり、深くコイン製造時の意味や情勢も感じ取れるコインなのであります♪ 

1/32ダカット～5ダカットまで多くの額面のものがあり、また丸型と四角型(Klippe)など様々なバラエティがあります。

子羊が掲げている旗には、ラテン語で平和を意味する「PAX」の文字が書かれています。 

こちらのコインは発行年がIMFとなっていることから1755年～64年頃に作られたものと思われます。

 IMF=Johann Martin Forster ニュルンベルクのミントマスター(造幣局長:1755-64)のイニシャルが3つの紋章面の下に記載されています。

羊(ラム)が旗を掲げ、地球上に立っている姿が特徴的なデザインのダカット、通称:ラムダカット金貨です。

羊はイエス・キリストのことを指す「神の子羊」と表現されたり、神と人間の関係にも例えられたりします。

旧教と新教が激しく対立しあった三十年に渡る宗教戦争の時代に終止符を打つべく神に祈りを捧げ、平和を願い、1700年代だけに発行された貴重なコインです。

可愛らしいデザインでありながら、「平和」という人類の永遠のテーマが施された、とても素敵なラムダカット金貨です。

NGC社鑑定で、総鑑定枚数43枚!!

本コインは、4thグレードの高鑑定21枚の内の1枚です。

(+プラス付加鑑定を含む)

(2024年10月リサーチ/鑑定数等、変動する場合が有ります)

＜画像クリックでNGC社サイトが確認できます＞

 Germany Nuernberg Ducat Gold Klippe (1700) NGC MS62 ID8309