【追加情報でコインの直径等が確認できます】

ビテュニア紀元前3世紀半発行の、アレキサンドロス3世(※)が描かれているスタテル金貨です。

(※)アレクサンドロス3世は古代ギリシャのマケドニア王国国王です。

英語ではアレキサンダー大王、アレクサンダー大王（Alexander the Great）ともよばれます。

アラビア語やペルシャ語ではイスカンダルといいます。

日本では弥生時代の紀元前356年。古代ギリシャのマケドニア王国で生まれました。

父は国王フィリッポス２世。母はエペイロス王国王女オリュンピアス。

ヨーロッパ・アフリカ・アジア大陸にまたがる大帝国を築いた人物でした。

彼の遠征でギリシャとオリエントの文明が交わり新たなヘレニズム文化が生まれるなど、

後の歴史にも大きな影響を与えた西洋史上、最高の英雄です。

紀元前281年のリシマコスの死後、製造されたとされる死後発行貨。

リシマコス（紀元前306年ー紀元前281年）は、アレキサンドロス3世の腹心の部将の一人であり、

彼の死後、トラキア王国を建国しました。

このスタテル金貨は、リシマコスがカルケドンを支配していた時代に鋳造されたものと考えられています。

表面：アレキサンドロス3世の右向きの頭像

アンモンの角が描かれております。

アンモンの角とは、古代ギリシャの英雄アレキサンダー大王が、エジプトのサムヌートに赴いた際に、

神アモンから授かったとされる角と言われております。神々の権威や力を象徴するものであり、

アレキサンダー大王が、神の息子として、東方征服の正当性を主張するために、この角を授かったと考えられています。

裏面：アテナの左向きの座像

アテナ神でございますが、「守護神アテナ」としても伝えられている知恵、芸術、工芸、

戦略を司るギリシア神話の女神です。

盾と槍を手に、オリーブの枝を頭上に掲げて描かれています。

アレキサンドロス3世のアンモンの角、アテナの神聖な風格が表現されており、

これらの要素が美的な魅力を高めています。

古代コイン鑑定(NGC社)によくあるStrike(打刻)、Surface(表面)は、

それぞれ5/5が最高数値となります。

 ↑ UNC 完全に近い未使用レベル

　　MS　未使用レベル

　　AU   準未使用レベル

　　XF   極めて美しい状態

　　VF   美しい状態

↓　F　 激しい損傷がない並品

(上部ほど状態の良いコインです) 

 本コインは、AU(準未使用レベル)打刻:4/5、表面:4/5 のコインです!!

＜画像クリックでNGCサイトが確認可能です＞

KINGDOM OF MACEDON AV Stater Gold Alexander III/Athena types of Lysimachus c.mid-3rd Century BC NGC AU Strike: 4/5 Surface: 4/5 ID7356