クッテンベルク銀鉱山再開記念として、1887年に発行されたコインの、リストライクコインです！

表面：フランツ・ヨーゼフ１世

フランツ・ヨーゼフ1世（Franz Joseph I）は、オーストリア＝ハンガリー帝国の皇帝であり、在位期間は1848年から1916年までの、68年という長い期間でした。

彼はハプスブルク家の一員として知られています。

かの有名なコイン『雲上の女神』では、彼は最愛の妻であるエリザベートとともに描かれています！

裏面：クッテンベルクの聖バルバラ教会

クッテンベルクは13世紀後半に銀鉱脈が発見され、急速に発展した町。

かつては銀の産出量が、当時のヨーロッパの3分の1を占めていたといわれています。

ところがだんだんと銀鉱脈が枯渇していき、一度は鉱山の坑道が閉じられました。

フランツ・ヨーゼフ1世の時代に鉱山を再開し、記念として銀貨が発行されたのです。

聖バルバラ教会はその壮麗なゴシック建築と美しいステンドグラス、彫刻で有名です。

特に、その建築美はヨーロッパのゴシック建築の中でも最高峰とされています。

銀の産出地として栄えたクッテンベルクを支えていた鉱夫の像が飾られていることからも、銀鉱山で働いた人たちのための教会といえます。

「聖バルバラ教会とセドレツの聖母マリア大聖堂のある歴史都市」として、1995年にはユネスコ世界遺産に登録されています。

PCGS社鑑定で、総鑑定枚数９枚

本コインは、最高鑑定３枚の内の１枚です。

(+プラス付加鑑定を含む)

(2024年11月リサーチ/鑑定数等、変動する場合が有ります)

 ＜画像クリックでPCGSサイトが確認できます＞

Austria "1887" (1974) 2 Fl Kuttenberg Restrike PCGS Gold Shield MS68 ID8354